豊富な栄養と豊かな香りから和風ハーブとも呼ばれるシソですが、名前の由来は中国の逸話にありました。蟹を食べて食中毒を起こした少年にシソを与えたところ、元気を取り戻したという事から「紫の葉で命を蘇らせる」=紫蘇(シソ)という名前が付けられたそうです。

薬効も栄養価も高いとされていますが、基本的には薬効が高いのは赤紫蘇、栄養価が高いのは青紫蘇と考えると良いようです。

シソにはアレルギーに対して有効な成分が多く含まれます。α-リノレン酸とルテオリンは花粉症をはじめとしたアレルギーの原因になる物質の働き抑えてくれるとされています。また、薬効が高いとされている赤紫蘇にはアレルギー症状を軽減するとされているロズマリン酸も多く含まれています。

また、活性酸素を除去する強力な抗酸化作用や、肌の調子を整えたり細胞の老化を防止する作用を持つポリフェノールを豊富に含んでいます。

そしてシソに含まれるβカロテンは人参とほぼ同程度と豊富な含有量です。抗菌作用から抗酸化作用など美肌にとって嬉しい効果がぎゅっと詰まっているのですね。

青じその殺菌効果

青じそには高い殺菌作用があるため、和食ではお刺身のつまとして食中毒予防のためにも江戸時代から用いられていました。その高い殺菌作用を発揮しているのはルテオリンという抗酸化物質です。アレルギーを抑えて免疫力を高めたり、肌の炎症も抑えてくれるというその力が再び注目されています。

ルテオリンはそのまま食べても体内に吸収されにくいため、青じそをすりつぶすことによって細胞壁が壊れて体内に吸収されやすくなることが分かっています。青じその入った青汁も見かけますが、非常に利にかなった飲み方です。

青じそをそのまま食べるときは手のひらで叩いたり、麺棒で押したりして細胞壁を壊し、よく噛んでルテオリンの成分を出すと良いですね。

また、ペリラアルデハイド、リモネンなどの精油成分がシソ独特の香りの正体ですが、これらの成分も殺菌効果に優れ、体内や皮膚の毒素を退治して生活習慣病の予防となり、ニキビや化粧品かぶれなどの炎症も鎮めてくれるそうです。

他の野菜と比べて1度の摂取量が少ないかもしれませんが、緑黄色野菜でもあるので、カロテンも豊です。殺菌パワーでかぶれにくい肌をめざしましょう。