美容オイルとは、自然由来の原料から抽出された天然オイルの事です。間違った知識で苦手だと思ったり、使い方が分からないと感じることが多いにも事実ですが、一方で美容通が最終的にたどり着くのはオイルケアだと言われているほどです。

肌はストレス過多の生活や間違ったお手入れを続けてしまうと皮脂量が減少し、バリア機能が失われてしまいます。バリア機能が失われると水分保持能力も低下するので、シミやシワなど様々な老化が進んでしまいます。

オイルはそんな肌の状態を救います。優れた点は、保湿力が高い事に加えて水よりも肌によく馴染むということです。成分が皮脂組織に似ているので、肌の奥深くまで浸透し、細胞にバリアを張って外敵刺激から守ってくれる効果があり、浸透したオイルは肌内部に留まって栄養を送り続けてくれるそうです。毎日欠かさずオイルを使用をすると肌の水分量がアップするという研究報告あるそうです。

冬は特に乾燥が気になる季節です。オイルを補うことで、うるおいに満ちた、密度の高いムチッと柔らかい肌にして、トラブルが起こりにくく、うるおいがキープされやすい肌を作りましょう。 

アルガンオイルの美肌効果

アルガンオイルとは、モロッコにのみ生育するアルガンの樹の実から採油された希少なオイルです。「モロッコの黄金」とも呼ばれて美や健康に役立てられており、近年、モロッコに近いヨーロッパではアルガンオイルの研究が進められ、健康効果やアンチエイジング効果が認められています。

アルガンオイルには、オリーブオイルに比べて体の内外に対して老化防止の機能を持つビタミンEが2~3倍多く含まれており、オレイン酸の割合も多いと言われています。1本のアルガン樹に約30kgの実が取れますが、オイルは1Lしか採油されません。

モロッコのベルベル族では皮膚の炎症・傷口に塗るなど、薬油としても利用され、民間の治療薬として用いています。多く含まれる必須脂肪酸やトコフェロールがアンチエイジングに効果的で、アルガンオイルの皮膚への作用についての研究でも、肌に潤いを与え、皮膚の血行促進に効果的であると言われています。

肌の奥深まで浸透し、皮膚を柔軟にして弾力のある肌を作ると言われるアルガンオイルで加齢と共に失われやすくなる、油分を補いましょう。

ホホバオイルの美肌効果

ホホバは多年生の低木で乾燥地帯に育成し、樹齢200年に達する珍しい植物です。成長の速度が非常に遅く、樹齢10年程になってからようやく種子を実らせ始めるため、実を収穫できる様になるまで最低でも10年程かかるという貴重さです。

メキシコとアメリカ南西部の先住民、プエブロ族は、強い日光に晒される肌と髪の毛にホホバオイルを使用していた他、体調管理の目的で温めたオイルを身体に塗っていたと言われています。また、南米地域の先住民はホホバオイルを「金の液」と呼び、様々な目的に使用していました。

ホホバオイルはその分子構造の特徴からすべての肌質に合うとされ、美容液や保湿液として最も理想的と言われています。

また、半永久的に腐らないと言われ、70℃以上の高温で4日間熱し続けても品質変化がなかったという実験結果があるほどです。地球上のオイルで唯一人工心臓の潤滑油としても使用されるほど安全性が高いとされています。

優れた効果は認知されているのですが、日本ではまだまだ高価なもので、高級化粧品にわずかに使用されていたり、高級エステで使用していたりといった程度にしか普及していないのが現状です。

ホホバオイルで洗顔

一日中メークをしたまま、外気に触れた汗や皮脂と共に汚れたまま長時間放置した肌をきれいにするのがクレンジングです。化粧品はオイルベースの物が大半ですので、オイルを使う事により分解されます。中でもホホバオイルは分子構造が小さく浸透力に優れ、汚れやメイクをしっかり落とすだけでなく、顔に付着した雑菌から肌を守ります。

入浴しながらクレンジングを行うとホホバオイルの浸透力を更に高めることができます。事前にメイクをホホバオイルで拭き取りクレンジングを行った後、洗顔を行いメイクを落とします。

その後、湯船に15分ほど浸かりながらホホバオイルを手のひらに取り、顔全体を入念に優しくマッサージすると、通常のクレンジングではとれない毛穴の奥に詰まった汚れや皮脂を浮かし出し、簡単に落とす事ができます。

また、マッサージしていると肌がやわらかくなってくるのを感じますがターンオーバーが促されている証拠内緒にしとくからだそうです。その後は洗顔料を出来るだけ泡立て、できればダブル洗顔します。洗顔後、肌がキュッキュッとした感じが決め手だそうです。

ホホバオイルをバスオイルに使う

ホホバオイルには多数のビタミン群・ミネラル・アミノ酸が含まれており、肌を潤すと同時に疲れた筋肉をほぐす事でも知られています。入浴やマッサージなどで利用すると更に効果を高めることができます。

まず湯船に入浴して体を温めます。温まったら、お湯の中でマッサージしたいところにホホバオイルを塗ります。オイル+お湯なので伸びもとても良く、肩こりや乾燥して痒い部分など、ゆっくり筋肉にそって揉みます。あわせて顔もマッサージして肌を柔らげキメを整えると、翌朝の化粧乗りも潤いも違うようです。最後に普通に体を洗い、洗顔を行います。マッサージをたっぷりすることで新陳代謝を促すとお風呂あがりも長時間暖かく、翌朝目覚めたときの体の軽さに驚くようです。

入浴後の肌が水分をたっぷり含んだ時がスキンケアにとって最強のタイミングです。ホホバオイルは水分ととても相性が良くすっと肌に馴染みます。特に化粧水と馴染み易くすぐに浸透します。ベタつかず、しっかり浸透すると、後はさらっとした感触になります。

オイルをそのまま付ける事に抵抗があるときは肌の状況により手持ちの美容液や乳液などに2~3滴ほど混ぜて使用するのも効果的です。

唇・頭皮・日焼けにもホホバオイルでケア

乾燥した空気の中で過ごしていると、皮膚が薄く敏感な唇はすぐに水分を失います。デリケートな部分にも使えるホホバオイルだと唇にも安心してしっかりと潤いを与えることができます。通常のリップクリームと同じ様に直接唇に数滴つけ、指先で伸ばすだけでも充分ですが、荒れがひどい場合には毛羽立たないコットンにホホバオイルをたっぷりしみこませ、15分ほどリップパックをすると尚効果的だそうです。

皮脂線から出た汚れは頭皮の毛穴を詰まらせ、抜け毛・ダメージヘアの原因になります。うホホバオイルは抜け毛の治療薬にも多く含有されている事で知られていますが、頭皮の汚れをマッサージをしながらきれいに落とすことができます。

シャンプーをする30分ほど前を目安にホホバオイルをつけ、髪や地肌を優しくマッサージします。その後、蒸しタオルなどで頭髪をくるみそのまま放置して、しばらく経ったらシャンプーで洗い流します。

また、ホホバオイルは高級化粧品に天然の防腐剤として配合されていたり、抗酸化作用が高い事でも知られています。w肌の酸化を食い止めることは、日焼け後に起こる乾燥肌やシミ・シワ、炎症によって起こる吹き出物などのトラブルを防ぐのにも役立ちます。

スイートアーモンドオイルとは

スイートアーモンドオイルは心地よい滑らかな肌触りで、なじみがよく、ボディー・フェイシャル・ハンド・フットのマッサージのいずれにも適しています。淡黄色のオイルで、ほのかに香ばしいアーモンドの匂いがしますが、クセがなくエッセンシャルオイル(精油)の香りを壊してしまうことはありません。化学成分的には、アプリコットカーネルオイルに良く似ています。

適度な粘性をもつスイートアーモンドオイルの柔らかい質感は、マッサージの際に非常に高いリラックス感を与えるもので、オレイン酸・リノール酸・ビタミンB・ビタミンEなどの栄養分を豊富に含んでいます。乾燥肌には特に適していると言われますが、どのようなタイプの肌にも良く合うキャリアオイルで、数あるキャリアオイルの中でも最もマイルドなので、ベビーマッサージにもよく使われます。

「冷搾法」(=低温圧搾、常温絞り、Cold Press)で抽出されたものが最もアロマテラピーに適していると言われ、アーモンドの仁に約50%含まれる油分のうちの35%程度しか抽出できませんが、価値の高い栄養成分がそのままに残ります。高温・高圧下で行う「高温絞り」や、薬品を用いる「溶剤抽出法」を使うと、さらにたくさんのオイルが安価で生産できますが、価値の高い微量成分が失われてしまいます。

スイートアーモンドオイルの歴史

スイートアーモンドは中東原産の植物で、現在では地中海沿岸や米国カリフォルニアなど、温暖な気候の地域で盛んに栽培されています。3~7メートルほどの高さの低木で、春季にピンク色の花を咲かせ、淡緑色で柔らかい毛で覆われた外皮を持つ果実を実らせます。

スイートアーモンドオイルはこの果実の中にできる、仁から抽出されます。近縁種に白い花を付けるビター・アーモンド(Prunus amygdalus var. amara)がありますが、オイルに毒性があるため、アロマテラピーのキャリアオイルとしては使用されません。

スイートアーモンドの木は中近東地域では数千年前より栽培されており、オイルは最も古くから使われてきたマッサージオイルです。古代ギリシア時代には既にフェイシャルトリートメント用のオイルとして珍重されていました。その後イタリアを経て、8世紀にはフランスには伝り、16世紀にイギリスへも導入されました。英国エリザベス朝時代には、アーモンドの実は食用として広く利用されるようになりました。

スイートアーモンドオイルは安価でありながら、肌に対する有用な特性があり、無刺激・無感作のため、現在では基礎化粧品などの主要な原料としても幅広く利用されています。

アプリコットカーネルオイルとは

アプリコットカーネルオイルは、さらさらした質感で非常に滑りの良いキャリアオイルです。ビタミン、ミネラルなどの栄養分を豊富に含み、木目が細かい肌触りで、フェイシャルマッサージ用のキャリアオイルとして最適です。どのようなタイプの肌にも使用できますが、乾燥肌に特に適しています。スイートアーモンド同様、最もマイルドなキャリアオイルで、赤ちゃんへの使用にも大変適したオイルです。

成分的にはスイートアーモンドに非常に近いオイルですが、生産量が少なくやや高価となっています。このため、アプリコットの種子をチェリーの種子と混合して生産されるオイルがありますが、このようなオイルはアロマテラピーでの使用には適しません。

アプリコットカーネルの学名のPrunus armeniacaはラテン語で「アルメニアのスモモの木」という意味の言葉に由来しています。和名は「西洋杏(あんず)」です。

実(杏)は、原産地中国では食用としても古くから利用されており、肌に対する特性から、現在でもクリームなどの化粧品・石鹸・整髪料の原料としても広く使用されています。また仁の外殻は、フェイシャルスクラブの原料としてよく使われます。

アボカドオイルとは

アボカドはアメリカ大陸の熱帯地方が原産の植物で、現在でも南アメリカが主産地となっています。15世紀にスペインやイスラエルなどヨーロッパ、中近東でも盛んに栽培されるようになり、洋ナシに似た形の果実は食用として馴染みがあります。

アボカドは原産地のアメリカ大陸では、紀元前7800年も前から栽培されており、果実が食用に利用されていました。ネイティブインディアンの間では、アボカドオイルは身体のケアや化粧用に利用されていた他、催淫特性があるとも考えられていました。また、果肉は頭皮、頭髪ケアの目的でも使用されていました。

アボカドオイルには未精製のものと精製されたものがあります。アボカドオイルは非常に栄養価が高く、フェイシャルマッサージに適したキャリアオイルですが、未精製のものは匂いが強いためエッセンシャルオイル(精油)を希釈して使用する場合、せっかくの心地よい香りを壊してしまう欠点があります。精製されたアボカドオイルは、この匂いが取り除かれており、希釈するエッセンシャルオイル(精油)の香り成分の特性を重視してマッサージを行う場合に便利に使用することができます。現在では、主に精製されたアボカドオイルがクリームや口紅等の原料として使用されています。

イブニングプリムローズオイルとは

イブニングプリムローズオイル(月見草油)は、近年研究が進み様々な特性が注目を浴びるようになったキャリアオイルです。母乳にも含まれる必須脂肪酸のガンマリノレン酸を多量に含有していることが最大の特徴です。

優れた特性をもたらすとされていますが、匂いが強く、質感が重いため、単独ではあまり使用感がよくなく、やや高価なため他のキャリアオイルに5~20%程度の割合で加えて使用するのが一般的です。酸化しやすいため、酸化防止剤として働くビタミンEを多く含む小麦胚芽油(ウィートジャームオイル)を5%~10%程度ブレンドして長持ちさせる方法がメジャーなようです。金属容器で保存すると酸化のスピードが加速されるので、必ずガラス製の遮光瓶で保存する必要があります。

月見草は、北アメリカ原産のハーブで、現在では地中海沿岸に広く自生しています。夏の夕方に一日限りの淡い黄色の花を咲かせ、すぐにしぼんでしまうことから名がつきました。花がしぼんだ後、オイルが抽出される種子の形成がはじまると同時に、茎の先端方向に次の花を咲かせる準備に入ります。非常に生命力の強いハーブで、川底・海辺・乾燥地帯など厳しい環境でも繁殖し、オイルは成熟肌用基礎化粧品の原料としても用いられています。

カレンデュラオイルとは

カレンデュラオイルは、カレンデュラ(マリーゴールド)の花をベースオイルに漬込んで作られる浸出油です。βカロチンを豊富に含むため、綺麗なオレンジ色をしているのが特徴です。蜜蝋クリーム作る際の基材としても適しているので好んで使われます。酸化安定性は比較的高く、乾燥肌に向きますが、他のすべての肌質にもなじみます。

抹茶の香りを彷彿とさせるようなやや強い香りがしますが、不快な匂いではなく、オイルの質感はやや重い印象を受けます。単独でも使用できますが、通常25%程度で他のキャリアオイルに希釈して使用するのが一般的なようです。

カレンデュラは、地中海原産の一年草で、美しいオレンジ色の花をつけます。高さ50cm程に生育するハーブで、現在では世界中のあらゆる地域に自生しています。別名マリーゴールドまたはマリーバッドとも呼ばれてい親しまれています。

カレンデュラオイルは、古代から様々な用途に使用されていた記録が残っています。現在では、乳液化粧品やクリームの原料として幅広く使用されています。カレンデュラの花弁は、サラダ料理に使用されることもあります。

ココナッツオイルとは

ココナッツオイルは、非常に軽くさらさらとした質感が特徴のキャリアオイルです。無色でほぼ無臭でエッセンシャルオイル(精油)の香りを邪魔することがありません。ボディー・ハンドマッサージのほか、髪や頭皮のマッサージにも適したキャリアオイルです。約20%程度紫外線をカットするためサンオイルの原料としても広く使われている植物油です。

無臭で酸化安定性も非常に高いことから、手作り香水の原料として適しており、無水エタノールを使う場合よりもより柔らかくマイルドな香りの香水がつくれます。

ココナッツオイルの原料となるココヤシは熱帯の樹木で、利用価値が非常に高く、年間で最高200個もの実をつける木があるほど生産性が高いため、現在ではアフリカ、アジア南部の広い地域で盛んに栽培されています。

ココナッツオイルはよく泡立つ性質を持つため、石鹸や洗浄剤の原料としても使用されています。熱帯地方には、ココナッツオイルを子供の時から髪の毛に塗る習慣が広くあります。学名のCocosは、猿を意味するポルトガル語ですが、これはヤシの実が猿の顔に似ていることから来ています。

グレープシードオイルとは

グレープシードオイルはブドウの種子から抽出されるキャリアオイルです。軽くさっぱりとした質感が特徴で大変使く、スイートアーモンド油、ホホバ油と並んで良く使用されます。爽やかな肌触りでよく広がるため、広範囲のボディーマッサージやひきしめマッサージには最適です。ほぼ無臭でエッセンシャルオイルオイル(精油)の香りを邪魔することがありません。酸化しやすいリノール酸が主成分ですが、ビタミンEを豊富に含んでいるため、一定の酸化安定性があります。どのような肌質にも使えますが、刺激性・粘性ともに低く、敏感肌や脂性肌に特に適しています。

ブドウの種を洗浄・乾燥した後、熱を加えて圧搾して生産されます。ブドウの種にはわずか13%程度の油分しか含まれていないため、オイルを抽出するには加熱が必要で、グレープシードオイルは冷搾法(低温圧搾、常温絞り、Cold Press)では製造することができません。ワインを製造した後に、大量に残る種が原料として使用されるため、グレープシードオイルはキャリアオイルの中でも比較的安価で流通しています。

サンフラワーオイル

サンフラワーとはひまわりのことで、オイルは種子を黒くなるまで完熟させた後に冷搾して得られるキャリアオイルです。粘性が低く質感は軽めで、しっとりとした使用感があり、心地よい肌触りが楽しめるのが特徴で、単独での使用にも適した使いやすいキャリアオイです。

サンフラワーオイルは、工業原料としても広く利用されているほか、種子自体も食用として使用されるため栽培量が豊富で、比較的安価なキャリアオイルの1つとなっています。ただし、加工食品などの工業用原料として生産されるサンフラワーオイルは、溶剤を使って抽出されたものや、高精製されたもののため、アロマテラピーなども含め、肌への使用には適さないので注意が必要です。

サンフラワーオイルは石鹸の原料としても用いられたほか、花弁は染色剤として、茎は製紙原料として利用されていました。現在でも、サンフラワーオイルは、マーガリンやドレッシングなどの加工食品原料としても広く使用されています。学名はHelianthus annuusですが、ギリシア語で Heliosは太陽、anthosは花を意味します。

セントジョンズワートオイルとは

セントジョンズワートは別名、ハイペリカムまたはオトギリソウとも呼ばれ、和名は西洋オトギリ草です。オイルは花を植物油につけて作られる浸出油で、ハイペリシン(ヒペリシン)という優れた物質が含まれています。セントジョンズワートオイルの赤色は、このハイペリシンの色です。高価なオイルのため、他のキャリアオイルに5~20%程度の割合で加えて使用するのが一般的です。

セントジョンズワートは多年生の植物で、フランス及び英国が原産の植物です。高さ1mほどに成長する草本で、根を水平方向に広く伸ばします。繁殖力が強く、ヨーロッパでは、草原や空き地など至る所に自生しています。夏から秋にかけて、5枚の花びらとたくさんの雄しべを持つ黄色の小さな花を咲かせます。楕円形の葉には小さな脂の分泌腺が点在し、日にかざすと無数の穴があいているように見えます。この腺には深紅色のエッセンシャルオイル(精油)が微量に含まれていますが、ごく微量のため流通可能なほどの量は生産されていません。現在では、含有成分のハイペリシンの働きについての研究が盛んに行われています。

ピーチカーネルオイルとは

ピーチカーネルオイルは桃(ピーチ)の種(カーネル)を圧搾して抽出されるキャリアオイルで、やや粘性のある滑らかな肌触りをしています。時間をかけて皮膚に浸透していく性質を持っているため、乾燥肌に特に適したキャリアオイルです。化学組成上、スイートアーモンドオイル・アプリコットカーネルオイルに近く、同様に非常に刺激性の低いキャリアオイルで、敏感肌や成熟肌にも適しています。アプリコット・カーネル同様、フェイシャルマッサージに適したキャリオオイルです。

ピーチカーネルの原料植物、桃の木は中国原産の落葉樹で、日当たりの良いアルカリ性の土壌で良く育ち、高さ8mほどにまで生育します。古代エジプト時代に、アレキサンダー大王がペルシャ(現在のイラン)から桃に関する情報を始めてエジプトに持ち帰り、約1世紀後にはローマ人にも広く親しまれるようになっていました。日当たりのよい土地でよく育ち、樹齢数百年にも及ぶものも見られます。現在ではトイレタリー商品の原料として広く用いられています

ブラックシードオイルとは

ブラックシードオイルはブラッククミンオイルとも呼ばれる黄褐色のやや粘性の高いオイルで、精油分を含んでいるため、クールでスパイシーな香りのする稀有なキャリアオイルです。匂いが比較的強いため、苦手な人は、他のキャリアオイルとブレンドして使うのがお勧めです。

比較的近年注目されるようになった植物油で、ローズヒップオイルにも含まれるαリノレン酸の他にニゲロン・ビタミンE・フィトステロールなどの成分が含まれているのが特徴です。ブラックシードに含まれる精油分はオイルの酸化を遅らせる働きをしており、特に芳香物質ニゲロンの抗酸化作用が近年注目されています。

ブラックシード(ブラッククミン)はキンポウゲ科の草本で、羽根のような葉と青色の優美な花をつけることから、観賞用としてガーデニングで人気の植物です。種はスパイスとしても利用され、西ベンガル地域では野菜料理に欠かせない香辛料として広く使われているほか、医食同源を旨とする中国料理でも「
食用黒種草」という名で知られていて、和名はニオイクロタネソウと言います。

ヘーゼルナッツオイルとは

へーゼルナッツオイルは、化学組成上スイートアーモンドと極めて似通ったオイルですが、浸透性という点で大きく異なります。非常に浸透性が高く、すばやく皮膚を透過するキャリアオイルで、オイリーになりがちな脂性肌や混合肌のフェイシャルマッサージに適しています。精油成分をすばやく体内に運ぶのも特徴で、別名「コブナッツ」「フィルバート」とも呼ばれます。

へーゼルナッツは北ヨーロッパ原産の落葉樹で、樹高3m程度まで生育します。ナッツ類の中で唯一ヨーロッパを原産とし、現在でもヨーロッパ全域の至る所に広く自生しています。特に地中海、黒海沿岸地域では、実の収穫を目的とした栽培が盛んです。1つの木に雄花と雌花をつけ、2月から3月にかけて黄色く長い花序をつけます。実はたんぱく質とビタミンが非常に豊富で、数千年前からヨーロッパ人にとって冬の間の貴重な栄養源でした。冷搾法で実の重さの40%ものオイルを抽出することができます。

へーゼルナッツオイルは、紫外線を遮断することから、サンローションの原料として使われている他、シャンプー・ヘアケア商品・石鹸・クリームなどの原料としてに幅広く利用されています。

ボリジオイルとは

ボリジオイル(ボラージオイル)は、中東原産のムラサキ科の植物ボリッジ(和名:ルリサジ)から冷搾法で抽出されるキャリアオイルです。母乳にも含まれて働きが注目されてる必須脂肪酸のガンマリノレン酸(GLA)を大量に含むのが特徴のキャリアオイルです。ボリジオイル中のガンマリノレン酸の含有率は16~23%程度で、イブニングプリムローズ(月見草油)の約9%を凌ぎ、一般に販売されている植物油の中では最も高い含有率となっています。酸化が早いため、開封後は冷蔵庫で保存が鉄則です。成熟肌・敏感肌・乾燥肌のマッサージに適しています。

単独で使用しても問題ありませんが、粘性がやや高いため、他のキャリアオイル(スイート・アーモンド、アプリコット・カーネル、ホホバなど)に20%程度の割合で加えて使うのが一般的です。

ボリジオイル(ボラージオイル)は中東原産の草本、ボリジ(和名:ルリサジ)の種から抽出されます。毛深い茎と葉を持ち、ピンクの花を咲かせる1年生植物で、高さ60cmぐらいまで生育します。ボリジオイルは、種子を特殊な糸を使った回転機にかけて、低搾法で搾油されます。

マカダミアナッツオイルとは

マカダミアナッツオイルは、人間の皮脂に含まれ、加齢とともに減少するパルミトレイン酸を20%以上という高濃度で含む稀有なキャリアオイルで、成熟肌や乾燥肌のフェイシャルマッサージ・ハンドマッサージにとても適しています。皮膚への浸透力も高く、経皮吸収が早いことから消えて見えなくなるオイルと言う意味の「バニシング・オイル」とも表現されます。酸化安定性があり、長期間保存が可能なことも優れた特長の1つです。

約75%の油分を含む、マカダミアナッツを砕いて、冷搾(常温絞り、Cold Press)してオイルを抽出します。若い人の皮脂に多く含まれ、加齢とともに減少するバルミトレイン酸は鯨油などの動物性油にも含まれる成分ですが、植物油ではマカダミアナッツオイル以外にこの成分を豊富に含むオイルはありません。

マカダミアナッツはオーストラリアが原産の植物で、亜熱帯雨林地域で自生しています。成木は平均11m程度の高さですが、大きなものは20m程度まで成長します。クリーム色または薄いピンク色の花を咲かせ、一年で25kg~40kgもの実をつけます。サンスクリーン効果もあるため、サンオイルの原料としても広く使用されています。

ローズヒップオイルとは

ローズヒップオイルは、近年注目を集めている必須不飽和脂肪酸であるαリノレン酸を多量に含むのが特長のキャリアオイルです。アロマテラピーでは、フェイシャルマッサージ用オイルとして、研究が進んだ1990年代後半から脚光を浴びてきていましたが、2003年3月にテレビ番組でセンセーショナルに紹介された反響で、にわかに一般にも認知されるようになりました。

単独でそのまま使用しても問題ありませんが、高価な上に匂いがやや強く、肌触りがあまり良くないため他のキャリアオイルに5~10%程度の割合で加えての使用が良いようです。酸化が早いため、開封後はできるだけ冷蔵庫で保存するようにします。含まれるカロチノイドにより、赤みがかった色をしています。

ローズヒップオイルは、比較的やせた土地に生育し、2.5mほどに成長するドッグローズと呼ばれる野バラの一種の種子から採取されます。白とピンクの小さな花を咲かせ、その後に生る実の中にローズヒップオイルの原料となる種ができます。化粧品業界ではフェイシャルクリームの原料として広く使用されています。

ウィートジャームオイルとは

小麦胚芽油(ウィートジャームオイル)は小麦の胚芽から冷搾法(低温圧搾・常温絞り・Cold Pressとも呼ぶ)で抽出されるオイルで、オレンジ色をしています。油分の含有量が少なく、搾油に多量の原料が必要なことと、食用オイルとしての需要がほとんどなく、大量生産がされていないことから、比較的高価なキャリアオイルとなっています。

小麦は西アジア地域が原産ですが、現在では世界中で広く栽培されています。茎は高さ1m程度まで成長し、円筒状の房に最高100個程度の花を垂直に並べて咲かせます。

一番の特長はビタミンEが他のキャリアオイルの11~14倍の量含まれていることです。ビタミンEには酸化を防ぐ性質があるため、小麦胚芽油(ウィートジャームオイル)を加えることにより、マッサージオイル全体の酸化防止に役立ち、品質を長持ちさせることができます。単独で使用しても問題ありませんが、粘性が高く、小麦の香ばしい匂いがするため、一般には他のキャリアオイルに5~10%程度の割合で加えて使用します。肌触りは悪くないので、濃厚なボディマッサージをしたい場合は単独で使うのも良いですが、フェイシャルマッサージの場合は他のオイルと一緒に使う方が良さそうです。

オリーブオイルとは

オリーブオイルは科名 モクセイ科の樹木であるオリーブ(学名Olea europaea)の実から採れるオイルで、食用をはじめ様々な用途に用いられています。

オレイン酸が約70~85%と豊富で、ビタミンA・Eも含まれており、老化肌や乾燥肌の改善・シワやシミの予防に適しています。

また、炎症を緩和する作用があり、虫刺され跡や日焼けなどの皮膚の炎症にも有効です。ほかにも、筋肉をほぐして痛みや疲労を緩和する作用があり、古代ギリシャの競技者は試合前後に好んで使ったともいわれます。

古くからマッサージ用のトリートメントオイルとしてよく使われていますが、香りが強いことと粘性が高く重い感じがするため、ほかのキャリアオイルに約20%程度の割合でブレンドすると使いやすくなります。目に入るとしみるような痛みがあるため、注意が必要です。

オリーブオイルには一番搾りであるエキストラ・バージンをはじめとしていくつかのグレードがあり、それぞれ香りや成分が若干異なります。有名なマルセイユ石鹸の主原料は、洗浄力の有るオレイン酸を多く含むオリーブオイルです。

カメリアオイルとは

カメリア(椿)オイルとは日本固有の植物である椿(つばき)(学名Camellia japonica)の種子から抽出されるオイルで、日本では古くから髪油とりして利用されており、力士の鬢づけ油の香りのもとにもなっているオイルです。

保湿力があるオレイン酸が約85%~90%と、オリーブオイルより豊富に含まれており、その一方でリノール酸が約24%と極端に少ないため、肌になじみやすく・酸化しにくく・安定性が高いオイルです。

紫外線から髪や肌を守る効果も期待でき、保湿力と浸透性が高くいので、乾燥肌や老化肌のスキンケアにも適しています。

また、育毛効果があり、頭皮への潤い・栄養・弾力を与えることで髪につやを与え、太くしっかりさせるし、フケ・かゆみ・抜け毛・切れ毛・枝毛などの予防にも効果的です。

精製されたカメリア(椿)油は、無臭で感触もさらっとしています。未精製のものは香りが強いので、他のキャリアオイルに全体の約20~25%程度ブレンドすると使いやすくなります。冬の季節や気温の低い場所・地域で保存すると白濁することがあるので注意が必要です。

ククイナッツオイルとは

ハワイに自生するククイの木は学名Aleurites moluccanaといい、トウダイグサ科です。ポリネシア人が種子をハワイに運んだといわれています。ポリネシアでは古くから様々な用途に用いられ、人々の生活に深く根ざした木として親しまれてきました。

幹はカヌーのブイや縄の浮き、根は染料として利用されていました。また、種子・実・花には薬用があり、種子の仁は便秘薬に・実は傷薬・花は口内炎に用いられていました。

種子から採れるオイルは刺激が少なく、敏感肌でも安心して使えるオイルとして注目を集めています。ハワイの先住民は、強い日差しと湖の刺激から肌を守るため、赤ちゃんのベビーオイルに使用していたといいます。

ククイナッツオイルは、リノール酸・α-リノレン酸・ビタミン類を含んでおり、炎症を落ち着かせる効果もあります。保湿効果が高く、肌荒れ・乾燥肌・ニキビや湿しんなどの肌のトラブルにも有効です。浸透性が高くサラッとしているので、普段のスキンケアにも適しています
非常にデリケートで酸化しやすいので、開封後は冷蔵庫で保存し、約1ヶ月を目安に使用しましょう。

セサミオイルとは

セサミオイルは食用でも広く使われるゴマ油のことです。胡麻の歴史は古く、エジプトのピラミッドで発見され、当時、搾った油は祭事の際の照明や、ミイラの防腐剤として用いられていました。クレオパトラも食用や化粧品に使っていたと言われています。インダス文明でも油を搾るため胡麻の栽培が行われていました。インドのアーユルヴェーダでは、マッサージオイルやトリートメントオイルとして用いられているほか、中近東やヨーロッパ・欧米・中国でも古くから医療や美容の両面で役立てられてきました。

ゴマ油の主成分は不飽和脂肪酸のオレイン酸とリノール酸です。オレイン酸には、活性酸素と結びついて過酸化脂質の発生を減らすという働きで肌の老化防止に効果があるといわれており、リノール酸は不足すると皮膚障害につながる脂肪酸です。

ゴマ特有の成分であるセサミン・セサモリン・セサモールなどやビタミンEなど抗酸化物質を含むことから、体内の毒素を排出するデトックス効果や、老化防止効果が期待でき、アンチエイジングのためのスキンケアに向いています。

優れた保湿効果と抗炎作用が特徴で、肌荒れ・ニキビ・乾燥などを防ぐ美肌効果があり、リマウチや関節痛の緩和などにも有効です。酸化しにくいので、長期保存の可能なオイルです。

ヒッポファエオイルとは

乾性のオイルでサジーオイルと呼ばれることもあります。沙棘(サジー:学名Hippophae Rhamnoides)というグミ科の植物の果実を圧搾して得られる植物オイルです。ビタミンやミネラルを豊富に含んでいるため、アンチエイジングなどに美容効果があるとテレビなどで紹介された根強い人気のオイルです。

色が黄褐色なこともあり、ホホバオイルなど他のキャリアオイルに20%程度の割合でブレンドすることで、美容オイルとして使うのが一般的です。オイルを塗ると肌が少し黄色っぽくなりますが洗うと落ちます。就寝の際に使うのが効果的ですが、は枕など顔が触れるところにオイルがつかない様に、タオルなどを敷く必要があります。

湿疹のできた肌にも効果的で、人間の持つ脂肪酸に非常に類似しています。再生効果を持つパルミトオレイン酸が豊富に含まれていて、この効果をサポートするビタミンEとカロチノイドがフリーラジカルから防御し、フラボノイドがフリーラジカルと結合して無害化します。また、フラボノイドは抵抗力を促進・病原菌を抑制し、細胞膜を気密にしてウイルスの侵入を防ぎます。このオイルにより皮膚が本来備えている修復システムが強化されることが期待できます。

エッセンシャルオイルとキャリアオイル

アロマオイルと言われると「何だか良い香りがして、気分や効能でいろんな種類を選んで楽しむもの」という認識があります。

アロマオイル(エッセンシャルオイル・精油)といわれるものは植物から抽出される香りの強いオイルです。「アロマオイル」として販売されているものの中には合成の香りのものも多くあり、本当に薬効のあるものかどうか注意が必要です。

エッセンシャルオイルは、香りと薬効成分に心身を癒す効果があるとされ、効能はそれぞれのオイルによって異なります。香りだけでなく植物の持つ薬効成分も凝縮されている薬のようなもので、そのままの状態では強すぎて直接体に付けることができません。スキンケアやマッサージでエッセンシャルオイルを肌に使う場合は適度な濃度に希釈する必要があります。

そこで登場するのがキャリアオイルです。キャリアオイルの語源は英語で「運ぶ=Carry」から来ており、全身に精油を運ぶ作用があることからつけられたそうです。

キャリアオイルの利点は精油の刺激性を弱めるだけでなく、それ自体も皮膚に潤いを与えたり、種類によっては栄養も豊富で皮膚の健康にとても良い働きをすることにあります。

エッセンシャルオイルとキャリアオイルの関係

アロマテラピーではエッセンシャルオイルとキャリアオイルの2種類のオイルが使用されます。

エッセンシャルオイル(精油)とは、植物の花・葉・果皮・樹皮・根・種子・樹脂などから抽出した天然の素材で、有効成分を高濃度に含有した揮発性の芳香物質です。精油は、各植物によって特有の香りと機能をもち、アロマテラピーの基本となるものです。

エッセンシャルオイルはとても凝縮されたものなので、そのまま使うと逆効果になってしまう恐れがあるので、マッサージなどの際にはキャリアオイルに希釈して使います。キャリアオイルはベースオイルとも呼ばれます。

キャリアオイルを使う目的は、エッセンシャルオイルを希釈すると同時に成分を肌上に留める効果・ビタミン類や必須脂肪酸類などの皮膚への栄養分補給・エッセンシャルオイルの成分を体内へ運ぶ・肌の軟化作用および油分がマッサージを滑らかにすることです。また、揮発性と脂溶性をもつエッセンシャルオイルはキャリアオイルに良く溶け、揮発しにくくなります。

キャリアオイルの種類によっては皮膚の形成を促進して外傷一般に非常に有効なものや、不要な角質を取り除く効果があるものもあります。

キャリアオイルのあれこれ

キャリアオイルは液体ロウ・スクワラン・エミューオイルなどを除いて殆どが基本的に植物油です。溶かし・希釈し・体内に行き渡らせるという「運ぶ」役割を担っているためキャリアオイルあるいはベースオイルと呼ぶ事もあります。

キャリアオイルは各々が特有の栄養素・ビタミン・ミネラルを持ち、異なった脂肪酸類で構成されています。中には人間が健康を保ち続けるために大切な必須脂肪酸であるαリノレン酸やγリノレン酸といった、体内で作ることの出来ない脂肪酸を含有するものも何種類かあります。

栄養価が高いけれど酸化しやすく、場合により刺激性のある未精製のものと、酸化しにくく刺激性が少ないけれど、栄養分は少なく溶剤抽出や混合品のある精製の2つのタイプがあります。キャリアオイルもエッセンシャルオイルと同様に目的に応じて使い分ける事で高い効果を望むことができます。

中にはオリーブオイルやセサミオイルの様に調理にも用いられるようななじみの深いオイルもあります。アロマテラピーマッサージに用いられるオイルは、専門のお店で買える、高品質の植物本来の力をそのまま残したオイルが理想的で、100%天然・低温圧搾法(コールドプレス)で抽出されたキャリアオイルを選ぶと良いです。

エミューオイルとは

エミューオイルとは、エミューというオーストラリア原産のダチョウに似た飛べない大型の鳥から採れるオイルです。エミューオイルは、スキンケア効果の高さや用途の幅広さから、近年各国で注目を浴び始めています。

現在ではアメリカなどでもエミューオイルを使用したスキンケアに対する本格的な研究が進められ、大規模なエミュ飼育が始められつつありますが、オーストラリアで生まれ育ったエミューから採れたエミューオイルは、他の国々で採れたエミューオイルに比べて痛みを和らげるなどの効果が高いことがうぇ明らかになっています。

エミューオイルの効能はオーストラリアでは治療薬として政府から正式に認められています。赤ちゃんや年配の方の敏感肌や乾燥肌などを優しく守ることはもちろん、アレルギーなどの疾患を持つ肌を外部の刺激から守りつつ正常な状態に戻す手助けをします。

ヨーロッパの人々にその効能を認められる遥か昔から、エミューオイルはオーストラリアの先住民アボリジニたちに薬として珍重されており、自然の防腐作用を持っているため品質劣化も起こりにくくなっています。

馬油とは

馬油とは、馬の尾のつけね・たてがみ・皮下脂肪・またはこれらを混合したものに圧力を加えて搾ったり、火にかけて煮立たせたりして得られた油分です。

馬油の歴史は古く、約4000年前の中国騎馬民族の時代から使用されていたそうで、日本へは唐の名僧が約400年前に九州に広めたのが最初だと伝えられています。

馬油は、昔から火傷・切傷・水虫・ひこうしんなどの治療に使用され、現在ではしみ・そばかすの除去、育毛・養毛など不飽和脂肪酸が63%をしめます。の顔・体・髪など全身のスキンケアだけでなく食用にまで幅広く使用されており、副作用も心配なく安心して使うことができます。

また、一般的に動物性脂肪には飽和脂肪酸が多くコレステロールの増加の原因とされていますが、馬油にはオレイン酸・パルミトレイン酸・リノール酸・リノレン酸など高度の不飽和脂肪酸が多く含まれ、人間の脂肪と成分が非常に近いことから、皮膚浸透性に優れていて、肌につけると素早く浸透してべとつかずにしっとり潤うだけでなく、血行促進の効果もあります。

アロマのキャリアオイルとしてつかうならば液状のものが便利ですが、固形のものでボディバターのように使うのも良いですね。

馬油活用法

馬油とはその名の通り馬の脂肪からとれる油のことで、人間の皮脂にとても近い性質を持ち、浸透力が非常に高いのが特徴です。浸透力が高くてベタつかずにしっかりと保湿できるので、美容アイテムとしても色々な使い方ができます。

普段の保湿ケアとして化粧水の後に使用するのはもちろん、乾燥が気になる時に乳液などに混ぜて使い、保湿力をUPさせるのも効果的です。

寝る前にたっぷりつけてスリーピングパックとしても使えますし、お風呂に入る時に乾燥防止として少し多めに馬油をつけてパックをし、最後に軽く洗い流してから出るのも肌の保湿量が変わってきます。

また、まつげ美容液として使うこともできます。綿棒にとってまつげの根本に馬油を塗ることで、目元の皮膚が健康になり、新陳代謝が促されるので発毛しやすい皮膚環境になり、まつげが健康になります。

そして乾燥する季節は化粧下地として使うのも良いですし、馬油は花粉症対策にも使えますので花粉による肌荒れの対策にもなります。馬油を麺棒にとり、鼻の粘膜に塗ることで粘膜が保護されますので、活用してみたいですね。