年々深く長くなっていく憎らしいほうれい線はいくら保湿を頑張っても改善されず悩みの種となることも多いですね。

ほうれい線は年をとるにつれて肌のハリや弾力が失われることでできる深いシワだという考え方が一般的です。しかし資生堂の研究によると、立っている状態と寝ている状態ではほうれい線の深さが変わることでもわかる通り、固定されたシワのようなものではなく、重力によって頬が垂下がることによってできる境界線だということなのです。

もともと頬は顔の中でも皮下脂肪の多い部分です。頬の皮下脂肪が増えると、皮下脂肪を構成している脂肪細胞のひとつひとつが肥大化し、その重みで頬が下がりほうれい線となります。

しかし怖いのはそれだけではありません。脂肪細胞が肥大化する時に悪性因子が分泌され、肌のハリや弾力を保つためのコラーゲンやエラスチンの生成を阻害するため、真皮成分がうまく産生されず、ハリや弾力が失われて頬が下がりほうれい線が深く長くなってしまうのです。

ほうれい線を改善、予防するには肥大化した脂肪細胞を通常の大きさに戻し、悪性因子の発生を防ぐことがカギとなるのですね。

ほうれい線に甜茶エキス

甜茶は中国で飲まれている甘いお茶の総称で甘茶とも言われます。仏教ではお釈迦様の誕生を祝う花まつりに釈迦像にかけるとともに飲まれ、甜茶は中国南部で「おめでたいお茶」「幸せを呼ぶお茶」として、5千年前頃から健康茶として飲まれています。

バラ科キイチゴ属の甜葉懸鈎子(てんようけんこうし)・ユキノシタ科の臘蓮繍球(ろうれんしゅうきゅう)・アカネ科の牛白藤(ぎゅうはくとう)・ブナ科の多穂石柯葉(たすいせきかよう)の4種類が知られています。

甜茶が花粉症対策として効果的だという臨床試験の結果が発表されてから日本でも有名になり、その後さまざまな研究が行われて甜茶が持つ花粉症やアレルギー性鼻炎・喘息・アトピー性皮膚炎などのアレルギーの予防や症状の緩和に効果があることが実証されています

そして資生堂の研究で「テンチャエキス」が肥大化した脂肪細胞をもとの大きさに戻し、悪性因子の発生を防ぐことがわかったとされました。さらに脂肪細胞の肥大化を防いでくれる良性因子のアディポネクチンの分泌を増やしてくれるので、その結果真皮の状態が良くなり、ほうれい線が改善されるそうです。注目したい成分ですね。